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逆光 [ひとりごと]

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補正をかければきれいな画像が出てくる
一応「赤鉢巻レンズ」なので
でも補正したら、おもいっきりつまんない凡庸な画になった
そう、きれいな画を撮るためにレンズを向けたんじゃない

家人から土門拳の写真集をいただく。去年はアラーキーだったけど、MeTooで嫌になった。
Lライカで撮影されたリアリズム。今デジカメで撮られた写真とは全く「異質」なものだった。
古寺巡礼は大判の素晴らしさが前面に出てるけど、一貫する「視線」を深く思う。

薄っぺらい人間には薄っぺらいものしか撮れないんだな。きっと。

若いときの苦労は買ってでもしろ、とはよく言うけど、この歳になっても苦労するのはどうなんだろう。
なんて考えてるこの頃。
開放感も達成感も奪われた今、わずかな光明さえ見えずにいる。
そんな時見えた逆光は、力強かった。

長男君と同じ20歳の青年が、記者会見をしていた。
見ていて辛かった。加害者にして被害者。
オトナも法人も、一切手助けをしない。逆に別の誰かを守っている。

森友文書には我が宰相の奥様のお名前も出てきた。お付きの秘書の行動も明白に。
同じ日、件の中心者はようやく保釈される。異様なまでに長い拘留。
帰る家はない。競売中。

逆境の中で人間の真価が見えてくる。
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