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裁判とは [東北太平洋沿岸]

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なんとなく赤信号

訴訟を起こすんだったら、色々な考え方があることをあらかじめ覚悟しなきゃいけないと思う。
一方的な勝ち負けは、ない。
特に「自然災害」と「人災」の境目を見定める、という場合は。

大川小学校の一部の父兄が起こした裁判。市/県側が上告。ある意味当然だと思う。
原告代表の記者会見のコトバが未だに引っかかる。
そして、裁判所前で掲げる「のぼり」に対しても強烈な違和感を感じる。

何のための裁判か。
残された者が取るべき本当の行動とは。
裁判で争うべき「本質」とは。

原発事故とは違う。
自然災害に判例は通用しない。
ましてや、彼の地に立てば、「なんでここに津波が来たの?」と考え込んでしまう。

裏山より交差点。私見だが、生徒のことを思えばその判断は間違ってないと思う。
急な斜面、雪も一部残っている。
消防車が津波襲来を伝えたタイミングでは、どちらに逃げても・・・

時々、「そこまで言うなら、どうして学校に子どもを迎えに来なかったのですか?」と感じることがある。
あなたも「津波の襲来を予見できなかった一人」なのではないですか?と。
危ないと思ったら、仕事を放り投げても(もちろん、あの状態では仕事は続けられないし)迎えに行くべきではなかったのですか。

後世のために。教育現場のために。
そう思うのなら、お金を請求する必要はないのでは?
お金が絡んでなければよかった。亡くなった人の無念を晴らすためには、賠償金は不要。
あの世にお金は送れません。

怒りだけでは何も生まない。何も残らない。
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