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花は [東北太平洋沿岸]

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あの日はとても寒かった

花は咲きましたか?
あれから11年目。何色の花ですか?

11年経っても、車検証入れの中の海水と砂は残るもんですね。暗所に保管してると。
もういなくなった車たちの車検証、回収できたヤツは大事に取ってます。
あんな大きなトラックが、往復1キロぐらい移動するんだから・・・津波の威力は計り知れない。

出会ってくれた皆さん、お元気ですか?
皆さんのご多幸、日々祈ってます。
旦那さん、見つかりましたか。愛犬は。

そうだよね。

***

次男君の「入学手続き」の書類と「入学辞退届」を同時に投函する。別々の大学へ。
もう一校は、入学金先行振込で、授業料を3/9までに振り込まなかったので自動的に入学辞退扱い。
合格した大学から、通うのは1校のみ。夢への最短距離と最高の環境を考えた結果。
君の思いを尊重します。あとはのびのび頑張ってくれ。親は見守るのみ。あとは仕送りか。

少しは楽しみがあったほうがよいが、入学案内を見ると色々「オンライン開催」に切り替わっている。
対面授業は増えると思うけど、マスクなしの顔を見られるのはPCの「顔認証」の時一瞬だけ。
お付き合いする前に、ちゃんと見ておくんだぞ。マスク外して「あなた誰?」にならぬように。

長男君の卒業式もオンライン。親はキャンパスにも入れない。式典はライブ配信。
親にとっても卒業式だから、本当は同じ会場がよいのだが。
政府の専門家会議も「ライブ等の人数規制」を解除(100%収容OK)したのにね。

原油の値段が少し落ち着く。皇帝のひと言が好材料に。契約は守りますよ、と。
その代わり国際法は守っていないような気もするけど・・・気のせい?考えすぎ??
お金が絡むと変わるのか?商売人でんなー。

小麦の値段もすでに高くなってる。(政府売り渡し)1〜2割ほど。いろんなものが値上がりします。

すっかり影を潜めたけど、Appleの新製品発表会。家人用にiPhoneSEを今夜予約予定。22時かな。
現在8を使用中で、「なんかバッテリーがすぐ減る」と。
LINE電話が頻繁に鳴っている。電話を持ってどこかに消える。忙しいことで。
「指紋認証」が必須条件なので、一択です。

今夜も次男君のLet's noteとあれこれしましょうか?
マイクロソフト、購入が面倒になりましたね・・・。
大学側がライセンス持ってるので「入れなくていい」とは言われるけど、無いと不便だし。
それに、入学してIT説明会があるまでの間も課題とかあるようで・・・。
ライセンスだけでも先に教えてくれないかな?と考えつつ、Office2021を購入するわけで・・・。



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寒い日 [東北太平洋沿岸]

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光と闇
ますます色濃くなった、とは、今日の福島県の意見広告。

今日はそれほどでもないけど、あの日は寒かった。

発災前のこの時間(14:20)は、仙台にいる同僚たちに「今日はこんな感じです」と、お客様からのオーダーをメールで送っていた頃。了解メールが流れてきていたころ。
特に変わったことはない。特に難しいオーダーもない。この分ならいい感じに終われそう。あとは6時過ぎのメンバーのオーダーを待ちましょうか、と言った感じだった。

カレンダー的にも「急ぎの仕事」もない。15時までは雑談でもしながら・・・。
そんなゆるーい雰囲気が事務所の中にはあった。

前日東京に(仕事で)行ってた。一日サボって、名所観光など。テレビ朝日の新社屋とか。
その時ちょうど、震度2〜3の地震があった。帰りの新幹線が若干遅れた。
まあ、少しの遅れなら気にならない。社内販売のアイスが少し溶けるのを待って。

停車駅。上野、大宮、福島、仙台、盛岡。全席指定、8割ほどの乗客。半分以上は仙台降車。
もちろんこの日福島、仙台、盛岡には、何の変わった事もない。
もしかすれば、福島原発という言葉すら浮かばなかったかも知れない。

会社に行く前、自家用車のガソリンを満タンに。盛岡からは自家用車だったので、残りが少ない。
店員さんと他愛のない話をして、会社に向かう。

天気は良い。でも寒い。時々雪も舞っている。何のことはない、春待つ東北の普通の日だった。

東京で行われている追悼式典をNHKで観る。発災の時間、陛下とともに黙祷。
お言葉をきき、自席に戻る。

社内の点検をしてた頃。電気も止まったし、事務所内はUPSの警報音がひどく鳴っていた。
構内の建物には被害なし。若干ものが倒れたり落ちたりした程度。人災はなし。
社外に出ていたメンバーと連絡が取れない。ケータイの基地局はまだ予備バッテリーで動いている。
仙台方面は全く反応しない。話中の音、もしくは無音。アナウンスすら鳴らない。

ラジオは太平洋沿岸が震源で、もしかしたら津波の可能性があるかも、と報じていた。
情報の錯綜とバッテリー切れで、情報は途絶える。
小さな反射式ストーブだけが頼りで、急ぎの仕事がない同僚や、子どもが学校に通ってる同僚には帰ってもらうことになった。みんな家が心配だし、子どもを迎えに行った方が安心。

この時点で、「大津波警報」という考えはない。内陸育ちなので、海が襲ってくる、と言う教育は受けてない。
発災30分。潮位の変化が見られていた頃。

最後のUPSのバッテリーがカラになる。ヘッドライトで事務所を照らす。
落ち着いたあと、うちに帰る。家族も動揺している。急遽買ってきたストーブで暖をとっていた。
星がきれいな夜。ものすごく星の数が多い。
同僚からの連絡を待つ。

そんな10年前だった。

先ほどの追悼式典で、今上陛下は「被災者の心」に触れられる。分かっていらっしゃる。
それに比べて首相の言葉は、官房長官時代のまま、何ら国民に、被災者に寄り添うことはなかった。

今日はこれ以上、震災関連のニュースに触れるのはやめよう。まだ生々しすぎる。




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9年1ヶ月 [東北太平洋沿岸]

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もともとはゴミ焼き用のかまどだったのかな?

復興五輪が延期になっても、復興そのものは遅遅として進まず。
未除染で返還された土地で、子供たちがサッカーをする。
東電ばかりを責めるわけではないが、困った人に最小限の援助しかしないのはこの国の特色。

公務員の給料は8%減額、議員歳費からも向こう25年「支援のための応援金」を、と考え、実践したのは当時の民主党政権。
それを打ち切ったのは安倍政権。この一点は、声を大にして言っておきたい。

我が宰相には、心がない。
お父さんが「あいつには政治家として一番大事な「情」がない。それが心配だ」と悩んでいた。
COVID-19の「支援」に関する発言でも分かるとおり・・・
 公務員や国会議員の収入には何の影響もない。そこにお金を配っても無駄というもの
 だから困ってる人をちゃんと調査して、しっかりと払う・・・
そんな発言を、実際に困っている人に向けて発信するこの感性。
精査している間にも、生活が立ちゆかなくなる人がいる、というのが何故ワカランのだ?

メルケルさんは一世帯に120万円。我が宰相は一世帯にマスク2枚。
ロイターが図解で報道していた。まさにオリエンタル・ファンタジーワールド。
ネット上の「反体制勢力撲滅」のために25億円。今、モニタの向こうには監視社会が広がる。
頑張ってください。内調の皆さん。アベノタメニ。

7都道府県の出勤者を最低7割減らす?またもやアベノムリ。気まぐれな発言でネットの速報は大賑わい。
そうかと思えば東京の感染者は記録更新。明日の公的検査はお休みだから、月曜の感染者数は少ないに決まってる。
PCR検査は相変わらずの低調さ。事実を掌握するのが一番大事なのに。

ところで、いまだに「避難生活」を余儀なくされている人、何人いるかご存じですか?
そんな人たちに思いを寄せる月命日。

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9年 [東北太平洋沿岸]


吹雪だったなあ。寒かった。
この時間は UPSのバッテリーがいよいよ切れ始め、事務所のあちこちから「ピー ピー ピー」っていう音が鳴り響いてたっけ。
発電機もない。情報を得るすべがない。津波の話は次の日の朝に知ったくらい。

その代わり、星空は恐ろしいほどきれいだった。
小さなストーブを焚いて暖を取り、家族4人で早々に布団に入った。

翌日、津波で3台の車を失ったことを知らされる。同僚を迎えに一路、宮城へ。
高速道路は通行止め。300kmの道のりは一般道のみ。点灯している信号は2カ所だけ。
避難所へ。津波の爪痕を見る。水もまだある。学校の1階は浸水、避難所は2階から上。
薄暗い教室の、入口すぐにうずくまってるおばあさん。恐ろしさに引きつるような顔は、忘れられない。

月がきれい。

同僚は3人とも無事。通れそうな道を探しながら会社へ。翌朝、無事に到着。

しばらく宮城に通う。流された車を探して。瓦礫の中。半狂乱の若い女性が「うちの主人、知りませんか?」と泣き叫びながら抱きついてくる。物陰から人間の一部とおぼしきものが見える。近くの人たちに知らせる。近所の倉庫から、大量のカップラーメン、清涼飲料が流れている。道の真ん中に魚がいる。

お客様のところへ。津波が引かずにまだ入れない。

仲間が仕事中に津波に飲まれた事を知る。一人は配達中。一人は「家族が心配だから見てくる」といって海沿いの自宅へ。先の一人は行方不明。他の一人は家族と一緒に発見される。
仙台空港の近所にいた知人。自分の場所まで来るかと身構えていた津波が、1m手前で止まる。

ビデオ屋さんから大量に流出したDVDを拾い集める人。流れついたカバンを物色する人。
無人のコンビニに入っては何かを持って出る人。

分かってる。分かってる。仕方ないんだ。みんなが聖人君子じゃない。

瓦礫の中を、誰かの名をつぶやきながら。泣きながら。
電線の上に引っかかった毛布を、ただ見上げる人。
流れ出た車に「当社の所有です」と、社名入りの紙をガムテープで貼るT社の社員。

記憶というのは残酷なもので、忘れようにも忘れられない。

フジカラーのネガ袋。拾い上げてみるとネガシートにトリミングの指示がしてある。
色指定も。他の箇所にも、細かい指示。
空想の中でポジに変換してみた。いい写真だった。撮った人は?撮られた人は?

春のセンバツが中止になったという速報が携帯を揺らしている。同調圧力といってもいい。
無観客の相撲中継にも、なんとなく慣れた。

今日は風がすごい。朝から大荒れ。
でも、橋を通ったときに低く虹が架かった。すべては真実なんだなと。
痛みは忘れない。


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8年10ヶ月 [東北太平洋沿岸]

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このくらいの船が、街中にゴロゴロしてたなあ。

雪。かなり気温は高め。シャーベット状になり、運転しづらい。
今年はかなりの暖冬。雪もない。北国らしくない日々。
温暖化の影響か?雪かきで大変な地域への天の忖度か?いずれ、スキー場はお休みの所もある。

1Dx3の「実機レポート」(キタムラ)が出ていた。撮影は品川のショールーム。かなりすごい。
海外での展示会で、ついに「D6」の実機が触れるようになった(一脚固定だけど)。
大相撲春場所を前に、両横綱そろい踏み、と言ったところでしょうか。

カメラ、というくくりではニコキャノが「両横綱」と言うには異論があるかも知れませんので、「デジタル一眼レフ」として。どちらが白鵬で、どちらが鶴竜かは各自の判断でお願いします。

宮城のアマチュアカメラマンさんが、この8年10ヶ月の間被災地の写真を撮り続け、写真を展示しながら自らも語り部として活動されている、というニュースが放送された(NHK昼 全国/東北)。
写真を見て、話を聞いて涙ぐむ人の姿もあった。

私も大分通ったけど、ある頃を境に行けなくなってしまった。知人(医者)によれば「軽いPTSD」なんだそうで、これ以上の負荷はキビシイですよ、とのアドバイスだった。
それに、たまに行く観光客が地元の苦しさを理解したつもりでも、所詮は他人事になっちゃうのかな?と自戒することもあり・・・
今はテレビの映像もちょいとツライ。海も波がなければ大丈夫だけど・・・。

撮影を続け、語り続けるというのは本当に大変な作業だと思う。その作業には終わりはあるんだろうか?
2020が決まった頃、その時までには元気な東北が戻っていると思った。現状は、ご覧の通り。
除染費用の申告漏れで国税庁が業者を摘発、なんてニュースも入ってきたり。

両横綱は、何を写すんだろう?
海外のメディアは、フクシマを、ヒサイチを、どう写すんだろう?
オリンピック向けの機材が発表されるたびに、そんなことを考えてしまう。

ちなみに、我が家ではオリンピックに合わせてのテレビの買い換えはしません。
震災の半年前に買ったREGZA。まだまだ映りそうです。4Kも8Kも不要。2Kで十分。
・・・高いですしね。

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8年9ヶ月 年末あれこれ [東北太平洋沿岸]

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太平洋側。冬の青は濃いめ。

復興もままならぬのに復興五輪はもうすぐ。
復興もままならぬのに立派なホテルを国が支援して建設。我が宰相のお友達の「アパ」かな?
濁流に呑み込まれた黒いフレコンバックも見つからぬまま回収作業終了。
トリチウム入りの水かと思ったらその他の放射性元素もたっぷり入ったままの水。海に流すと危険。
桜を見たことで大騒ぎになれば被災地に来て「フッコウ フッコウ」と叫ぶ我が宰相。
仮設を追い出される被災者。地方税の減免を打ち切られる被災者。住めぬ土地に税金を求める自治体。

みんなおかしいよ。

年末の「皿回し芸」が日常のものに。机3つ、パソコン4台、プリンタ3台使って分散業務。
年賀状の宛名を出力しているPC/プリンタの隣の机で経理処理。別の机では別のソフトが走る。
この時期が来ましたか・・・まあ、何日も続くわけじゃない。瞬間最大風力みたいな数日間。

おまけにWinのアップデート、iOSのアップデータ(13.3)配信とネットも混雑。

11/25に注文した年賀状が完成して送られてこない。仕上がり予定は12/2。
おかしいなと思い印刷屋さんに電話したら、急いで明日には発送します。と。
忘れてたんですか?と聞いたら、無言になったのは何故?今印刷してたりして。
そのくせそのあとに注文した名刺はすぐ来たんですけど・・・?
カスハラになるので強くは言わず。なんかおまけでもしてください。

Lenovoのパソコンも当初の「納期2週間」から「ゴメンナサイ。早くて年内」というメール。
返信は受け付けません、というメアドから。文句があるならフリーダイヤルで、と。
アスクルも明日来ない。先週木曜日に発注したものが今日になっても届かない・・・。

みんな、忙しいのは一緒か。気長に待とう。

盛岡の夜

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1111 [東北太平洋沿岸]

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フロントガラス。高速で飛び石を喰らう。明日ようやく交換。黒い線は「成長記録」。

中国では「独身の日」で「買い物をする日」。
日本の一部(マゴオジサンのチーム)でもネット通販を煽る日。
東北では、8年8ヶ月目。月命日。

宮城福島の一部は先日の台風でも被災。泣くに泣けない。知り合いなんかにも、何と声をかけていいのか悩む。
上皇さまに「ただ祈ってればいい」とほざいた首相のもとでは、復興も復旧もままならない。
自分だけ、税金使って「桜を見る会」で集票作業とは。呆れてものも言えぬ下衆野郎だったわけだ。

いまだ「行方不明」の方も多い。地道な捜索も続いている。
そんな中、「復興五輪」が暑いとか寒いとか。ここから見てるとくだらなすぎて同じ国民だと思いたくない。
札幌受け入れは道内某所の「カジノ開設」とバーターだったとか、そんな話題も下世話すぎる。

震災の日(11日)になると日本政府の未熟さばかりが気にかかる。

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旗は揚がれど [東北太平洋沿岸]

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人の集まり具合は・・・お世辞にも賑わっているとは言えない。

ある人が「復興してない、未来の見えない現状に慣れるほうが楽」と。
下手な希望を持たない分、叶わなくとも悔しいとか残念とか落胆することがないから、とも。
でも、他県から来た私たちを精一杯もてなしてくれた。本当に申し訳ない気分だった。

郡山総一郎さんの写真集。何度か書店で見かけたが、今回は購入。
エフイチから30km。2011年4月から6月はじめまでの小さな記録。小さな本。
残酷な現実の話。

オリパラ誘致に「復興」の文字を加えたのはシンタロウ。都庁の幹部に責任を押しつけてるけど。
後付けの理論に正当性はない。本質を無視したコトバだけの遊戯。さすがは芥川賞作家。
ロビー工作では「実弾」を飛び交わせ、票の買い取りに成功。で、2020確定。
昨日は「チケットの予約ができなーい!」と、どうでもいいニュースばかり。
ちなみに、チケット料金の何パーセントが被災地に寄付されるのかな?そのためのオリパラだよね。

また被災地は裏切られた。
どれだけ傷つければ気が済むのか?

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花は咲く [東北太平洋沿岸]

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東日本大震災で亡くなられた皆様に、心よりご冥福をお祈りいたします。
2,000人を超える行方不明者の皆さんが家族のもとに早く帰られますように
避難を余儀なくされている皆さんが、早く日常を取り戻せますように
ただただ、祈ります。

行方不明の皆さんの中には、うちの取引先の方も。車は見つかったんですが・・・。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190309/k10011841691000.html
には、被災三県の皆さんの思いが。
私も同じ思いです。結局、何のためなのか?上手く利用されただけ。
今日になっても「復興を加速させる」という口先だけのあいさつ。そんな政権誰が信じるか。

豆腐が一丁、二丁みたいな言い方しないで・・・とは首都の首長のくだらないジョーク。
かけるお金が1兆円、2兆円もあるのなら、復興のために使おうとは思わないのかな?
もはや「被災地」と言っても、東北だけじゃない。すべての被災地で、いろんなものが不足している。
8年経っても「住む家がない」と言うのは「政策の愚行」と「為政者の暗愚」がもたらす二次災害。
こんな国に生まれるんじゃなかった。そう悔やんでも仕方ない。

「花は咲く」と歌ってくれたのは、本当にありがたいと思った。
でも「いつ咲くの?」という問いには、誰も答えてくれない。
帰還困難区域の住人は、いつ戻れるの?半減期に何千年かかるの?

アメリカ軍の「トモダチ作戦」。がん発症者が26名。訴訟は棄却されたけど、発症は事実。
被爆の事実を明示しない研究者たち。調査のミスをようやく認めた研究者たち。
口を閉ざすことを強要された医療従事者たち。検査をやめさせた行政。

きれい事ではない。

花は咲いた。でも、染色体に異常があり・・・。誰も報道しない。
報道者にまで毒が回る。政治的圧力という毒が。
この国は、自ら滅びたがっている。

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受け入れる [東北太平洋沿岸]

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年を重ねること。理不尽なことに遭遇することが増えること。

今日も寒風吹きすさぶ浜辺で、不明者の「手がかり」を求めて多くのボランティアさんが捜索作業をされていました。
昼のニュースを見て、手を合わせてしまいました。
捜索する浜には、新しい巨大な防潮堤。でもこの程度で、災害を防ぐことはできないんじゃないかなと。

沿岸沿いを走る鉄路も、来月不通区間がつながることに。まだ「全線」ではないけど。
もともとJRだったけど、復活するときは民間に。
今日はマスコミ向けの試乗会。どんな感じだったんだろう?

奥様が目の前で津波に飲まれる。それを見ていた旦那さん。
最近になり、その現実に目を向け始める。
NHKのアナウンサーは、予定原稿にあった「〜〜年経って、ようやく現実に向き合うことができるようになった」のなかの「ようやく」という文字に疑問を抱き、取材した記者、担当者などと話し合い。
受け入れるための時間って、正解がないし遅いも早いもないのでは?という気持ちを伝え、放送では「ようやく」をカット。そのほうがより、被災者の心に寄り添う放送ができたのではと振り返る。

今日、7年11ヶ月。

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