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月と金星 [ひとりごと]

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スッと

今日はお昼(13時過ぎ)に「月による金星食」。仕事で見なかったものの、時間があればのんびり見たかった。
この時間は月の右斜め下すぐに金星がある(はず)。若干の曇り空。腫れの予報だったのに・・・。
西〜南東にかけて順番に、金星、月、土星、木星が並ぶ。なかなか見事。壮観なものです。

この月が、19日に「限りなく皆既に近い部分月食」になる。月の出とともに月食は始まっているので(月出帯食)、見晴らしのいい場所でのんびり見たいもの。
ただただ、晴れを祈る。5月のリベンジ。ま、5月も何とか見えたけど。今度はスッキリと。

眺める空も秋から冬へ移りつつある。秋の星座は今見頃。
最近はデジタル技術の発展のおかげでアマチュアでも非常にクオリティが高い写真が撮れる。
おまけにデジカメの「タイムラプス撮影」など、新技術が星野写真に革命を起こしている。
スマホでもカンタンに撮れる「星景写真」という新分野が確立されつつある。

小学校の頃からズーッと愛読している「天文ガイド」(略称;天ガ)。読者の写真コーナーを見て、最近はあまり感動しなくなっている。「テクノロジー先行型」の写真が多い。
多くの苦労をしなくても、遠隔地の個人観測所とリモートで繋ぎ、暖かい部屋で撮像ができる。
画像処理も専門ソフトでほぼ自動で。
それが最近イヤになってきた。面白くない、と言うか、なんと言うか。興ざめなのである。

望遠鏡で見る淡い「生の」光。レンズから直接眼球・網膜を通って脳に達する「今」「一瞬」の光。
もう見返すことはないし、ためることもできない。記憶にとどまるだけ。そんな星々。
それでいい。というか、それがいい。天ガの撮像/処理方法を見れば見るほどそう感じてしまう。

何のために星を見るのかが、分からなくなってる。デジタル技術で麻痺している。そんな感じ。
夕焼けにあの星が来たら雨期が近い、とか、この星がある方が北だ、とか。
そもそも「星と人間の関係」って、そんな感じだと思っている。

太陽が欠ければ悪いことが起きると祈りを捧げ、月が徐々に欠けていく日は外に出ず。
彗星(ほうき星)が現れれば地球が終わると恐れ、月の形で日付を数える。
「偉大」とか「畏怖」とか、「永遠」を感じるのが好きだった。永遠の天キチ少年。

そんな人に、私はなりたい。

実際は、仕事で疲れて望遠鏡を出す気力も無く、悔しいだけかも知れないとしても。

デジタル技術抜きで楽しみたい!
と、ブログに綴っても説得力のカケラもない(笑)。

最近は双眼鏡(Nikonのモナーク(旧型))を三脚につけて、のんびりと眺めるのが好き。
月とか惑星は、望遠鏡を引っ張り出す。無論視眼観測。
KAGAYAさんにはなれない。ほぼ年齢一緒だけど。Twitterもフォローしてるけど。

単なる出不精のアナログ頑固オヤジと化す。そんな今日この頃。

死ぬ前に「皆既日食とコロナ」「オーロラ」は生で見たい。これが叶えばもう満腹。
早く海外に行ける環境になればいいな。いける資金とヒマが欲しいな。
さあ、今週末もLOTO7に願いを込めて!(って、働けよ。もっと)

道は星にきけ(カーナビ最初期のCMコピー)


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