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分かるけど、 [ひとりごと]

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見渡しても 一人

離職の相談に乗る。
人それぞれ、考えはある。職場もまた、それぞれにカラーがある。
無理矢理そのカラーに染まることも、自分の考えを変えることも、必要ないこともある。

負い目じゃないし、自分を責めることでもない。分かっちゃいるけど、誰かの声を聞きたい。
まあ、耳は達者ですのでお貸しします。真っ当なアドバイスはできないと思うけど。
雑談程度で気が晴れるのなら、何時間でも付き合いますよ。

小一時間ぐらいかな。少しはスッキリしたようだ。

やれやれと思っていたら、私宛に郵便物。ちょっと厚め。文字には見覚えがある。
間違うとマズいので、裏の差出人の欄を・・・で、時間が止まる。

・・・(亡くなった人な名前)の所に行く・・(本人の名字)
      さようなら

と走り書きされている。正直「ついに来たか」と。焦る。まずは開封して、中身を読む。

消印を見る。間に合うか分からないけど、とりあえず車を駆る。

自家用車は、ある。呼び鈴を押す。引き戸に手をかける。カギがかかっている。
人生の「重い」経験上、そんな時はカギをかけない。もう一度呼び鈴ボタン。カタッと音がする。
少しして解錠する音。カラカラと玄関が開く。いた!・・・呆然とこっちを見てた。

「何かあった?」いや、あったじゃなくて、手紙!「えっ?もう届いたの?何かの時、その時に投函してくれとアイツに頼んだのに」おいおい・・・そうじゃなくて。
一気に力が抜ける。たぶん頼まれた人も「こりゃヤバい」と思ってすぐ投函してくれたんだろう。誰かは知らないけど友人だろう。ありがとう。先に投函してくれて。

狼狽気味で話にならない。双方落ち着くのを待って、少し話す。
気持ちは分かる。本当にありがたい。分かるけど・・・治療に専念しよう。今は。
つなぎ止められたとは思う。けど、「次」は?独り身、しかも失業、携帯ストップとなれば日参するしかない。でもしつこいとまた逆効果。しばらくは遠くから様子を見るしかない。

5月は怖い。

ここ数日で何度か冷や汗をかく。
静かな日々を希望します。心から。お願いだから。

不安は消えないけどね。


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