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-12 [ひとりごと]

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地下水くみ上げ、消雪。今日は雪の下。

今朝はマイナス12度ぐらいまで下がりました。
下がってくれたおかげで、カラッとした爽やかな冷気。
湿度が低いので、インフルエンザの流行警報が地元保健所から発令中。

取引先の担当さん。久々に来社。お願いした仕事の打ち合わせ。
肺がん。余命宣告から1年。残はない。すべてのがん治療を終え「最期は仕事して過ごしたい」と現場へ。
明らかに変貌。おなかがかなり腫れてた。肩は痩せてジャケットがブカブカに。

「腹水です。足もむくんじゃって。苦しいのなんのって。電話もらった日、ちょうど病院へ行くところだったんですよ」と。いわゆる「ペイン・コントロール」というものらしい。
「ネットで調べると、やっぱり末期の末期なんだよね。今の状況。自分でも分かる。来週本社から応援が来るから事務所で留守番ですよ。引き継ぎも兼ねて」と。

こんな時って、どんな受け答えがベストなんだろうかとたじろいでしまう。

とりあえず穏やかに話を聞く体勢に。先方は疲れたのかソファーにもたれかかる。
「まあ、あいさつできてよかった。契約の段取りはちゃんとやりますんで。お任せください」
どこまでも仕事人。というより、黙っていたらきっとやりきれないんじゃないかな?
何かをやり続けることで、集中することで、漠然とした何かから逃れる。忘れる。
生きている証を残す。今回も見積の欄には、ちゃんと日付と担当さんのお名前。

「また契約の時に来ます」。お待ちしております。
印鑑証明とって、準備しておきます。

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