地味に [ひとりごと]
ソファーの上を占領するすみっコたち すべて次男君のともだち
地味に資料整理。整理した資料をもとに明日は労基署に提出する書類を作る予定。地味に電子申請。
縁の下の土の下にいる捨てコンみたいな役回りが、私のできる精一杯。
目立ってはいけない。息を潜め、見つからぬように・・・。
山本周五郎の「水の下の石」。いい作品です。
週後半から来週になれば、秋も少し進むような気候に。10月とは思えない暖かさもまもなく終わる。
受験生もそろそろ進路を絞らねばならぬ頃。目標を持っている子はいいけど、それほど強い目標がなければまだちょっと迷う時期。業者による模擬試験の類いで「全国・志望校別の自分の現在地」を確認しながら、自分を追い込む作業中。軽々に声をかけるわけにも行かない。自分で決めた方がスッキリする。
いくら親だからと言っても、出すのは「カネ」だけ。昔はもっと言われたけど、今はそうじゃないみたい。長男君の時に実感した。
開かれた選択肢から選ぶのか、狭き道を追い詰めるのか。それも、当事者が決めること。
社会に出れば「ああ、あの時に・・・」と思う事はきっと誰にでもある。なるべく後悔の無い道を進んで欲しい。けど、今の子はそう思わないのが主流のよう。時の流れというヤツですね。
でも学生時代は「弾けて」欲しいと思う。人生で(たぶん)一番いい時期。無為に過ごすのはもったいない。
何かしら「これをやったな」と思えるものを残して欲しい。
振り返ったときに、自分の背中を押してくれるようなことができれば一番いいけど。
なかなかね。うまくはいかないし、みんながみんな、そうなるわけでも無い。それも事実。
振り返れば分かるんだけど、真っ只中の時はなかなか気づかないもの。
そんなことを親から言われても、所詮それは「親の人生」。トレースするわけでもない。
難しいですね・・・。
すみっコのように、どこかの隅っこで幸せな生活をするのもあり。
みんながみんな、ヒーローじゃない。
分かっちゃいるけどね。
地味に行くしかないか。