里帰り

あの日も、こんな青空だったのかな

生まれて初めて新幹線の「グリーン車」に乗る。「フットレスト」を上げてみる。
盛岡ー東京のはやて。3桁番号なので増発の臨時列車。停まる駅も少しだけ多い。
グリーン車の感想としては、「私には必要ないかも」。少し広い座席・空間に4000円のプラスは痛い。
望んで乗ったんじゃないけど、その4000円があれば・・・と考えてしまう。
「指定席は仙台で満席になります」とのアナウンス。自由席はないので「Uターンラッシュ、恐るべし」と思った。

長男君のアパートのカギの引き渡し。署名に捺印。今流行のややこしいカギ。東京駅の合鍵屋さんで複製をお願いしたら「1本で4,100円、2本なら1時間ほどかかります」と言われる。
お金は仕方ないとしても、時間はない。家に帰ってから知り合いの鍵屋さんにお願いすることに。
いま、できました、と言う電話が来た。1本2,500円（税込み）。東京はやはり物価高。

久々に「セイシュンの思い出」、キャンパスを歩く。この鉄塔も30年前からある。その前からあったらしい。
当時との違いは、高圧線の本数が増えたこと。消費電力が増えてるんだなと。

建物も当時とはエライ違う。浦島太郎状態。私の学部（教育学部）の建物も1棟だけだったのが、今じゃ3棟。その他に一般教養・他学部用の教室棟も増えている。すごい発展。
正月なので誰もいない（職員はいるけど）。すれ違った数名の学生も、日本人の他、イスラム圏、英語圏、不明なエリアのかたと多岐にわたる。この辺は昔と変わりないな。

抜けるような青空。変わらない石畳は優しく迎えてくれる。吹き下ろす寒風は、自身の置かれた状況の厳しさ。心していかねば。そんなことを思う。

ふるさとは　遠きにありて　おもうもの　（室生犀星）