コントラスト

釜石鵜住居（うのすまい）復興スタジアム。今年、ラグビーW杯が開催される。
青と緑のコントラストがまぶしかった。
でも本当に伝えたかったのは、真新しいラグビー場と、その周辺の「復興ままならない」被災地の姿。
光と影。その100：0のコントラスト。

写真向かって右側のスタンドに座ると、目の前には海が広がる。
防潮堤は建設中。
左側にはまっさらな土地が広がる。震災前は住宅街。賑やかだったのでしょう。
8年経って、これ・・・？正直な感想。高台部分は旧来の住宅地がスタジアムを見下ろす形になる。

NHKはじめ各局のスポーツ番組で紹介されたので、スタジアムをご覧になったかたは多いはず。
でも画面にはそのスタジアムを取り囲む姿までを写した局は少なかった。
不都合なのだろう。政府にとっても、2020を進める人たちにとっても。

いつもこうだ。真実は報道されない。
だから、現場に行くしかない。
行けないなら、現場を取材する貴重な「ジャーナリスト」の声に耳を傾けるべき。
いつまでも「大本営発表」に愚弄されてはいけない。
真の意味での「フリーランス」。権力に寄らない、寄せないジャーナリズム。

家族という、厄介な縛り。
そのあおりで、友人の奥さんが救急搬送された。
自刃。幸い、浅かったため大事には至らず。現在点滴しながら精神科のドクターのカウンセリングを受けている。まだ処置室から出ていないようだ。動揺もひどいらしい。友人も。
事実婚から、ようやく「入籍」という二日前に。
入籍が決まった時の声と、さっきの電話の声。天国と地獄。原因を作ったのは自分の家族。

やりきれない。