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実際のところ [東北太平洋沿岸]

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どこで誰がどうやって作っているのかも知らず、消費される電気

企業のイメージを落とすことにつながるので、あえて社名は伏せて。

知人に福島への転勤の辞令が出た。3月のこと。
これに奥様が大反対。胸には3ヶ月になったばかりの愛息。
インターネットの画面を突きつけて「こんなに放射線が強い場所で子育てはできません」と。

職場の上司に相談。すると「近隣他県から電車1本で通勤する方法がある。君の家庭のような場合は、単身赴任手当を上乗せする形で転勤に納得してもらってるけど、どうだろう?」と即答される。
4月。家族で近隣他県に引っ越し、彼はそこから電車で福島へ通勤している。

別の大会社。一人は幼稚園児を抱える。もう一人は「妊活中」だった。
震災時、福島にいた。ところが、すぐに一人に辞令が出た。福島県外への転勤。理由は子ども。
もう一人は妊活を諦めた。そのかわりに昇進した。

どちらも世界に名の知れた大会社。
聞くと、「他社でもナイショで同じような規約、規則が運用されている」と。
線量が高いのは皆が知ってる。動植物の「遺伝子異常」もすでに報告されている。
それでも・・・国は根拠無く「安全」といい、避難指示解除の方針を変えない。

昨日久々に「森サン」をTVで見た。まだオリンピック委員会にいたんだ。
被災3県に聖火の展示を、と。2020の根本・復興五輪の意味を明確にするために、と。
復興大臣も諸手を挙げて賛意を示す。世界に復興した被災地を見てもらいたい、と。

実際のところは、どうなの?
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