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ポンカメ [ひとりごと]

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昨日の夕方

うちに帰ると「日本カメラ」最終号が届いてた。
近所の書店では扱いがない。正確には小数部しか入れてないので、ほぼ入手不可能。
休刊のお知らせが掲載された日、Amazonに注文。なんとか間に合った形。

まずは後ろから。編集後記から読む。今回はみんなが書いてた。見開き2ページ。
文字に表すことができない思いが行間からにじむ。本当にありがとうございました。
もっとも、廃刊に追い込んだのは時流じゃなくて読者に責任がある。私もその一人。

何故口絵が・・・アラーキーなの?と思ってしまう。例のハラスメントの一件から大嫌いになった。
写真の内容ももう死んでる。アラーキーは陽子さんとともにいなくなった、そう感じる。
存命なら、もっと豊かな味になると思う。もう枯れてるもん。スカスカに。
人のことは言えないけど。

中身は当然、次号もありますよという雰囲気。急遽差し込まれた部分が2ページほどあるだけ。
それほど急だったんだね。
久々に自宅で手にしたポンカメは、紙面が痩せてた。広告がこれほど減ったんだ。

自分の写真が「はじめて賞金に化けた」雑誌がポンカメ。
他誌にも掲載はあったけど、月例で11入選/12ヶ月できたのはポンカメのみ。
賞金で家族でラーメン食べた。思い出です。
すべてモノクロ、ライカかハッセル。自家現像。楽しかったなあ。

アップルの新作発表。iPadProの進化がすさまじい。完全なるオーバースペック。MacBookの立場なし。
iMacも24インチであの大きさ。技術は進んでいる。
これって、ジョブズが夢見た世界なのかな?

iPhone。スマートホンにカメラ。これが「写真機としてのカメラ」駆逐の原因だとしたら、ジョブズがその図面を書いたことになる。フィルム衰退も、写真機の市場縮小も、もとをたどればiPhone。
それを彼は望んでいたのか?もしかしたらそうかも知れない。撮りたいときに、いつもカメラがある。思い出を逃さない。なら、小型化したスマホにカメラを。誰かに送ることもできる。夢のような1台。
今じゃドルビー規格のサウンドやムービーもOK。これだけで映画制作が成立する。

写真機やフィルム、プリントが過去の遺物になる。そこまで考えていたんだろうか?
そうだとすれば、Mac/iPhoneユーザーとしては複雑な思いがする。
同じ4/20。洋の東西で起きた「小さな出来事」は、複雑に絡み合っているような気がする。

こんなことを繰り返して、時代は変わっていくんだろうな。
自分が生きていた短い時間でも、これだけの変化があった。
もっと長いスパンなら、さらに大きな変化が繰り返されるんだろう。

変わり続けることだけが、変わらないと。
では、変わらないこととは?


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