SSブログ

冬色 [Carl Zeiss(Contax)]

Image12-21.jpg


冬色。鉛色。
一年の多くをこの色の下で過ごす。県民性が明るくなく、いろんな「ワーストワン記録」を持つ理由がここにもある。

コンタックスRTSIII(故障) SP60mm F2.8(修理不能) コダックポートラ160(期限切れ)

考えてみれば、ボロボロの機材。コマ間がメチャクチャのRTS、オーバーインフの60mm。2年前に期限が切れたフィルム・・・。
明日からは自分で新品購入した機材を使おう。ボディはキャノンの1nRSにしてもいいし。

久々にフィルム撮影して気づいたこと。手ぶれが多い。ピントが甘い。補正で何ともならない。
つまりは、撮る一瞬が勝負!ということ。
フォトショップエレメントの最新版を使えばデジタルの「手ぶれ」はほぼ補正できる。その前に、手ぶれ補正がカメラかレンズ側についている。いざとなったらISO感度上げて手ぶれしないシャッタースピードまで上げればいい。つまりは、何とでもできる。
ピントはAF。目の調子が悪くても大体正確。
デジタルデータは、補正の幅が広い。けど、フィルムは遙かに狭い。

つまりは、いい加減にシャッターを切っても、デジタルなら「何とかなる」。
フィルムだと「撮影する行為」自体に作品への責任がともなうので、いい加減にはできない。
三脚やレリーズ、予備のフィルム(か、別の感度のフィルムを入れたボディ)を持って望まないといい仕上がりは望めない。

出来上がりのプリントを見て、「うわ~・・・。ツァイスSP60mmはキレるなあ」と思ったコマが数コマ。それ以外は「うわっ!ブレが・・・」「ピントが・・・」「露出が・・・」と無残な結果に。
デジタルになって、どれだけカメラやソフトに頼っているかが分かった。

Image11-22.jpg


この写真、もしM-monoで撮影していたら潰れている部分のデータが残っているのできれいに表現できる。
フィルムだと白抜け(=プリントだと真っ黒)で潜像のかけらもない。

いやあ・・・なんともはや。精進するしかないな。基本に返ろう。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。