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タイムスタンプ [Carl Zeiss(Contax)]

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コマ間にデータが写し込まれる。これだけでネガの整理は楽になるし、自分がこんなふうに見てたんだ・・・とあとで思い起こすことができる。
その点では、デート機能(写真内に写し込まれるものも含む)は過去へタイムスリップするときに必須。写真は撮った瞬間に過去になるから。二度と戻らないし、戻れない。

昔はアナログ時計を写し込んだり、メモを写し出せる高価なものもあった。ボールペンが消せる時代になった今、フィルム全盛時代にはこうやって「証拠」を積み重ねていったんだ、と言うことを晴ちゃんに伝えたいけど・・・。今はココロのケアが第一かもね。研究成果の発表は未定、と言うのが理研の発表だけど、もう解放してあげなさい。未来があるんだから。過去には戻れないんだから。

フィルムの先頭2コマを空送りし、撮り終えたら撮影データを1.2コマ目に書き込む機能だったり、パソコンとリンクできるようになったり。

今ではUTC(世界協定時)はじめ緯度経度高度傾斜がデータとして保存される時代。
内蔵がいいのか、外付けがいいのか、ガーミンなどその道のプロの機材を使ってリンクさせるのがいいのか?みちびき対応?グロナス対応?ホットスタートで3秒以内に捕捉・・・まあまあまあ。
その昔、流星観測の時に短波でJJYを受信して・・・なんてのはもう知らないだろうな。
これが後に「電波時計」の考え方につながるし、ネット上の「タイムサーバ」という原子時計とリンクする強者まで普通に繋がっている。人間は見えないうちに知らないうちに縛り付けられている。

ただ、これを逆手に取った強者がいる。アラーキー師である。
世紀末前後(20〜21世紀の「世紀跨ぎ」の数年間)、コンパクトカメラのデート機能を「未来の日付」に設定し、作品を撮りまくった。最初は正直「大丈夫ですか・・・」と思ったのだが、「世紀末」(聖飢魔IIではない)の不安と期待、混沌と静寂と喧噪を先取りするにはこの方法がベストなんだなあと感じるときがあった。

希望なき世に「未来日記」なる言葉が生まれ、昭和を回顧するムーブメントが起きたり。
平成とは裏腹に、激動が包み込んでいる身辺。

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雪は止む気配、ないです。

そうそう、太平洋沿岸の出会いの写真、なんか会社にお礼の電話があったみたい。
無事に届いてよかった。少しでも喜んでもらえて、よかった。




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