長かった

あったかそう

長男君からショートメール。普段から、私はショートメール派。もしくは普通のメール。
数文字、きれいに並んでいた。凍ってた心を溶かすのには十分だった。熱いものがこみ上げる。
目薬を差したフリをして、ティッシュで目頭を押さえる。止まる気配はない。
仕方ないので休憩室に。落ち着くのを待つ。

羽生君は「報われない努力もあるんだな」と言ってた。確かに。報われない努力の方が多いかも。
でも、最後にご褒美をもらえることもある。最高の評価を。
頑張ったね。報われたね。今夜もおいしいお酒が飲めそうだ。

頑張った。うん。よかった。十分だ。よくやった。
他の人から見ればなんてことないことだけど、苦労が報われた。
あとは自分の人生を。仕事見つかるといいね。興味が湧く職場。ま、ゆっくり探せばいい。

銀行へ。小さい頃から続けていた彼名義の定期を解約、普通預金に集約。
定期は（2本とも）私の持ってる印鑑で登録していた。進学のたびにお世話になった。
普通預金は、彼自身の銀行印でなければ下ろせない。カードもない。つまり、完全に私の手を離れた。
今日はその記念の日。時々お小遣いを預金してあげよう。いなくなる時、通帳を渡すよ。
自分の人生に役立つ何かのために使ってくれれば。と言っても、たいした金額ではないけど。
薄給から削り取った、君へのプレゼント。大学卒業おめでとう。

なんかホッとした。でもまあ、まだ次男君がいるから。むち打って働かねば。
希望の仕事の受験資格取得までは4+2の6年間は勉強。気が変わらなければこの間は勉学第一。
途中留学とか挟んでもいいように、心づもりをしておかなきゃね。

少し気が抜けた。まあいい。今日だけ。