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冬至 [ひとりごと]

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金曜、ギリギリのタイミングで最終の新幹線に間に合う。
チェックインして、部屋に入る。
なんとなくいろんな事を考えてみる。

無論、眠剤を飲もうが増やそうが「眠れないだろうな」との予想通り、繁華街の喧噪が消え、
朝焼けが始まる頃になってもいろんな事が脳裏を横切る。
9時になれば、会えるはず。

斎場には同期と先輩がいらっしゃって、「なんか実感無いんだよ・・・」と言われる。
こっちはもっと実感が無い。本人のもとへ。
そっか。やっぱりホントなんだね。

直線距離にして往復1,400kmかけて、会えた時間はほんの数分。
一方的な会話になったことを悔いる。
もうちょっと、彼の声を聞いてあげればよかった。話がしたかった。

仕事のため、そのまま会社へ。
といっても、9時半に斎場を出て会社に着いたのは16時半。
私には「じっくり浸る」ことすら許されないらしい。
机の上や周辺に置かれていた仕事を片付けつつ、時間が欲しいと切に思う。

もう、物質としての「彼」も、雲の彼方に消えてしまったのだろうか。
奥さんが気丈で、でも現実としてとらえられていない姿や、娘さんたちが編集した「パパのDVD」を
ちょっと見て、このあとのことが少しだけ気になった。


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