花は咲いた? [東北太平洋沿岸]
冬の雨は、やはり似合わない。
M9 ズミルクス35mm F1.4ASPH 解放 AE
一次冷却水漏れが見つかっても起動に向けてテストを続ける原発。
未だ「仮設住宅」での生活を強いられる避難住民。
増え続ける、えふいちから3km以内に住んでいた住人たちの死。
一人歩きする「避難勧告解除」基準と、戻らぬ住人。
「復興加速」という、意味の無いコトバの連呼。
花は 花は 花は咲く・・・
最近、震災関連本を読み漁っている。
5年という区切りが来るけど、何を持って区切りとするのか?
5年経ってようやく地震の被害の全容が見えてきた気がする。いわば「被害報告書」。
そのくらいのスパンで見ないと、とてもじゃないがやってられない。
コトバを使う生き物として、「復興」というコトバを鵜呑みにしてはいけないと思う。
段階で言えば、今ようやく「復旧作業」が大詰め、というところ。
心の傷も、コミュニティが被った傷も、経済的な傷も、あまりにも深すぎる。
チェルノブイリから30年。今、放射能に起因する死者が激増中。
フクシマから5年。調査委員会は必死に「小児がん(甲状腺がん)の原因は放射能とは無関係」と強がる。
昨日、ナガサキの「国指定の被爆地」以外の場所の被爆者に「被爆手帳」が渡されることになった。
年間放射線量が決め手に。
何故、フクシマには「被爆手帳」が交付されないんだろう?
花は咲いたのか?
2016-02-24 05:34
nice!(7)
コメント(0)
コメント 0