包囲

最近の刑事ドラマって、「お前は完全に包囲されている！」なんて叫ばなくなりましたね。
SATなんかがコッソリ配備され、隙あらば突入・射殺という「非・人情型」ドラマになりました。
昔は犯人の「人間としての情」に訴えるために、遠くのふるさと（特に北国・・・）からお母さんなんかが呼ばれて「○○、お母さんだよ。バカなことやめてでてきなさい・・・うう〜」と犯人の説得に乗り出すこともありました。昨年など、子供の説得を依頼された親が「断る」という現代を思いっきり物語る事件なんかもありましたが・・・。

真綿で首を絞めるという、気持ちいい攻撃法もありますが、気がついたときには身動きが取れない、動きようが無い、なんてことも。
褒め殺しされながらおだてられ、振り向けばハシゴを外されることもあり、出世よりも安定を望む若者が大勢輩出されました。
頑張れば報われる、努力は人を裏切らないという伝説と、誰かの成功談を15とか25とか50とかの数字と絡めて「今からできる15の法則」とか、「伸びるための50の人間術」という実用書が売り上げのトップに食い込んでいる日本は、この先どうなっちゃうのかな？なんて考えてみたりする。

個人的には喪中だけど、会社の年賀状は普通に作る。（個人の喪中なんて関係ないから）
暑中見舞以来の「カラーインクジェットプリンター」の稼働。なのだが、メチャクチャ調子が悪い。
社内の無線LANでつないでいるのだが、勝手に切れる。もしくはドライバ側で、30枚ぐらい印刷すると休憩する（笑）。そのたびに設定の確認やらリスタートやらドライバの掃除やら手間がかかる。
260枚ぐらいすぐかな・・・と思ったものの、裏面に1日、宛名に2日かかっている。
エプソンの「フォトプリンター」を内緒で会社に買ってもらって、普段は写真のプリント、時々挨拶状作りに使っていくのもいいんじゃないかと密かに思っている。

と、バカなことを考えながら気を紛らす。

周りらの無言の「包囲網」に、そろそろ息苦しい。