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おろす [ひとりごと]

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この小さなビルができた当時から、1枚の看板が掲げられていた。
社名に業務内容、ちょっとしたPR。どこにでもありそうな風景。
今日通りかかると、会社は無くなり、看板も取り外されていた。
外された跡だけが、時間の流れを語っていた。

国会では首相に対する問責決議が否決され、あと数時間もすれば「憲法よりもエライ独裁宰相」の一存による不思議な法案が可決される。
これによりこの国は平和憲法の根幹である第九条を自らの手でおろすことになる。
あるけども行使しない集団的自衛権を、他国でもフルに使えることになる。
緊急時であれば、国会決議もいらない。内閣の承認だけで地球上どこにでも武器を持つ軍隊を派遣できる。
「専守防衛」という言葉は、そのうち辞書からも姿を消すことになる。
武器の開発も、旧財閥の流れの企業がこぞって進めるという。国内使用分だけではなく、輸出用も。軍事産業まで復活する。アベノミクスの隠れた本性。原発輸出、武器輸出。

いつの日か、この看板をおろしたことを後悔する時が来るだろう。


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