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4年2ヶ月 [東北太平洋沿岸]

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各地差こそあれ、復興は少しずつ進んでいる。
ただしそれは建物・施設などの「ハード」の部分の話。被災者の「心の復興」に関しては、まだまだと言うほか無い。しかしこれも、被災の大きかった「被災3県(岩手・宮城・福島)」のうち原発被害が少なかった場所の話で、帰宅困難区域を抱える福島では、復興どころか未来図すら書くことを止められている。
・・・うまくお伝えする、言葉を持たない。無知な私。

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塩害を乗り越え、今年こそ「田植え」が出来るか?堤防脇の田んぼは、新たに圃場整理が行われている。

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何度も訪れた小さな漁港でも、ようやく復旧工事が始まった。ここは漁港を乗り越え、川も鉄道のレールも飲み込んで、谷間の集落を一番上の1軒のぞいてすべて飲み込んだ場所。
わずかだが「仮設住宅」から通う漁師さんが増えてきた。目の前の海は「海産物の宝庫」でもあり、あの日自分たちのすべてを飲み込んだ場所でもある。

先日東京電力の活動を紹介する番組で、福島県内の帰宅困難区域を清掃する映像があった。
揚げ足を取る訳ではないが、東電では被災者を「ご被災者様」と呼んでいる。「私どもの発電所が事故を起こし、ご被災者様に多大なるご迷惑をおかけいたしました」というテロップに、ちょっとだけ違和感を感じた。
まだ同じ立場に立っていない・・・上から目線。4年も経って、同苦できないなら福島に来るな・・・

つぶやいたところで、線量は下がらない。

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